作者:猫目青
戦前の香りが残る宿場町。ミホは甚平が似合う長髪の青年と出会う。彼の名前はシュンヤ。数々の賞を総なめにする若き文豪で、ミホの憧れの人だ。ミホは彼が書く恋物語の虜となり、作者のシュンヤに恋心を抱く。そして物語のヒロインは自分で、主人公はシュンヤだと妄想する。そんな彼が訊いてきた。「好きな人、いないの?」
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