作者:高田えぬひろ
俺の名前は夏。隣の子は冬。同じくらいの時期に部活を辞めてから、放課後は高校裏の川辺に一緒に座って、人を眺めるのが日課になっている。「やっぱり夏は好きだなぁ」と冬。「あ?」と俺。わかってる、これは季節の話であって、俺の話をしているのではないことくらい。だけど、俺はここで自分の想いを伝えるべきなのでは?
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