作者:朝里夕海
バーでカクテルを飲みながら、私は彼を待っている。彼氏でもない人を、誕生日を祝ってほしいと呼びつけた。高校時代、先輩後輩として出会った私たち。2歳年下の彼が、私に向ける視線の熱さに気づいてはいたけれど…。恋人関係へと進むべきじゃない、現状維持のままでずっと失いたくない、今でもそう願っているけれど――。
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